こんにちは、うさこです。
砂糖断ちをした記事がすごくたくさん読まれているので、今日は砂糖についてうさこが色々な本や、インターネット上から得た知識をまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
薬を出さない小児科医 故真弓定夫さんの見解
戦前の医療を継続して薬を出さない小児科医として親御さん達を指導し続けた小児科医、故真弓定夫さん。
直接お会いしたことはないけれど、動画や本はかなり参考にさせてもらっています。
今回の引用は、小児科医からのアドバイスⅠ『自然流育児のすすめ』地湧社より。
p.64「白砂糖の恐ろしさ」
私の家では、白砂糖は全く使いません。いまは逆に「白砂糖は使ってもいいですよ。ただし薬として使ってください」ということにしています。たとえばマラソンをしたあとなど、ゴールインしてから砂糖湯を飲むと疲れがとれますし、寒稽古のあとで、お汁粉を食べると、すっきりします。このように食べてすぐ効果が出るのは、間違いなく薬です。
他にも本の中で紹介されているのが、中井履軒(江戸時代の儒学者)の著書『老婆心』にて
「児童のわきて好む味なれば、富たる家にて此にてつくれるくだもの(菓子)たゆることなし(中略)けだし、児のの病、疳、驚風(ひきつけ)、疳癆(脳膜炎)など、みな砂糖の滋潤よりおこるとしるべし。一家のあるじならば一家の門に禁を立てて砂糖を門内に入れるべからず。」
と説いているそうです。
日大薬理学部教授の田村豊幸さんの研究では、
白砂糖は消化吸収される過程で体内のカルシウムをどんどん失わせてしまう作用があることが証明されているそうですよ。
若杉ばあちゃんの項目で詳しく引用しますが、三温糖は99%以上精製されている白砂糖に焦げ目をつけているので、真弓定夫さんもまだ白砂糖の方がましだと仰っていました。
サトウキビが採れる沖縄ならば黒糖を食べるのは構わないけれど、身土不二の観点から言えば、わざわざ北の人が摂る必要はないとのこと。
甘味は自然の物から。よく噛んで味わってくださいね、ということでした。
若杉ばあちゃんの見解
『若杉ばあちゃんの食養相談室 食い改めのススメ』PARCO出版より引用します。
p.35「砂糖をやめる」
ばあちゃんは、白砂糖は化学薬品だと思っています。作り方を知っていれば、誰でもそう思うはずです。
白砂糖の原料はさとうきびですが、これを圧搾して糖蜜をとり、石灰や炭酸、亜硫酸ガスなどを使って煮詰め、不純物を取り除きます。
それからホウ酸塩や塩素などで脱色し、塩素などの無機塩で漂白して真っ白な砂糖にするんです。
この精製の過程でビタミンやミネラルなどの栄養素はなくなってしまい、食品としての価値はゼロになるのです。
陰陽でみれば、砂糖は極陰性。血を溶かす溶血性食品です。
国際自然医学会会長の森下敬一博士の実験では、赤血球に砂糖水をかけると溶けていくことが確認されています。砂糖の強い陰性によって、赤血球が溶けて壊れるわけですよ。
ちなみに同じように塩水をかけると、赤血球は元氣になって、キュッキュッキューっと動き始めたそうです。さらに酢水をかけてみると、今度は溶けて壊れたそうです。酢も溶血性食品だから、赤血球は溶けるんですね。
陰性は上昇するエネルギーなので、体の上のほうに症状が出ます。砂糖は首から上の症状を作るんです。
視力が悪くなったり、鼻の中や口の中の病氣をしたりね。耳の病氣もそうですし、抜け毛なんかもそうですね。まあ、どれも原因は砂糖だけではなく、果物やアルコール、清涼飲料水、減塩などの陰性も複合してかかわっているんですけどね。
…お砂糖断ちでうさこの鼻詰まりが改善したことは、若杉ばあちゃんの指摘と重なりますね。
他にも、
- 砂糖の代謝にカルシウムや疲労回復ビタミンと呼ばれるビタミンB1が消費される。虫歯との関連あり。酸性食品なので、老化を早める。
- 陰性の緩む力が働くことによって、血管、細胞、内臓が緩んでもろくなっていく。失禁や尿漏れ、顔やお尻、胸がたるむことにも関係がある(!)
- 体を冷やす→冷え性や低体温⇨不妊症に。
- 血糖値が乱高下することによりアドレナリンが分泌されて、キレやすくなる。(青少年の犯罪と砂糖の摂取量については、若杉ばあちゃんと同様に真弓定夫さんも指摘されています…。)
- 甜菜糖の原料になる砂糖大根は、病害虫に弱く、農薬や殺虫剤の使用量がとんでもなく多い。ばあちゃんは実際に畑を見学して、とてもこんなものは使えないと思ったそう。
- 三温糖は白砂糖の精製過程でできる一部カラメル化したものが含まれる砂糖で、カラメルなどで着色していることが多いから、白砂糖よりよくない。
- 人工甘味料は要注意。スーパーで売られているありとあらゆる食品に使われている。
たった数ページなんですが、これだけで砂糖に関する基礎知識は網羅できた氣がしますね。
速読の能力開発においても砂糖は害である
「速読脳開発プログラム」を主宰している佐々木豊文さんは、食べ物と意識状態は密接に関係しているので、注意を払うように指導しているとのこと。
以下は、本文からの引用です。
- 合成着色料と合成光量がアレルギーの原因になることは知られていますが、意識や能力にまで影響することはあまり知られていません。
- 白砂糖は、消化の過程でカルシウムやビタミンB1を消費してしまいます。食後のデザートにケーキを食べたら、食事をした意味がなくなってしまうといっていいのです。
- 研究によると、角砂糖の5分の1程度の少量でも、胃に入ると反射的に胃の蠕動運動を止めてしまうそうです。この反応は「糖反射」と呼ばれ、胃腸がその糖液を消化できるまで薄めるのに、1時間以上かかります。
- さらに私は、砂糖は胃だけでなく、腸の動きも鈍くすると推測しています。
- 腸管では、消化酵素以外にもたくさんのホルモンが分泌されています。中には再吸収されて脳に送られ、神経伝達物質として働くものもあります。
- 腸と脳の両方で分泌されるホルモンは「腸脳ホルモン」と呼ばれ、二十種類以上が知られています。この腸脳ホルモンは脳の精神活動に関係し、その分泌量は脳内よりも腸管内の方が遥に多いのです。
- つまり精神活動、特に能力開発においては、腸の機能が正常であることが、極めて重要といえます。
- 白砂糖の害は健康面だけでなく、精神面においても、能力面においても、考えられているよりはるかに大きいのです。私は長年受講生を見てきて、甘い菓子を好き放題に食べながら「速読脳」を開発することは困難だと感じています。
速読関係の本は何冊か読んでいますが、ここまで具体的に明確な指摘をしている本は初めてでした。
人工甘味料について
食品成分表示を見ると、よく「ブドウ糖果糖液糖」「異性化液糖」などの表示を見かけることがあると思うんですが、これについては賛否両論を踏まえた上で、面倒だけれども一度ご自分でよく調べてみることをお薦めします。
インターネットで検索できますよ。
これらの甘みの原料として使われているのが、遺伝子組み換えトウモロコシだったりするんですが、「加工食品については加工過程でそのタンパク質が分解されている」ことを理由に遺伝子組み換えの表示をしなくてもいいことになっています。
人工甘味料や醤油等の調味料がこれに当たります。
さらに法改正があって、2023年4月から食品成分表示における遺伝子組み換え食品の表示方法が変わったので、こちらも調べて確認してみてくださいね。
「分別生産流通管理」というよく分からない表示がされていますが、2023年4月からはこの意味をよく理解しておく必要がありますよん。
うさこは、元農水大臣の山田正彦さんや東大教授の鈴木宣弘さんのSNSも参考にしています。
まとめ
砂糖を摂らない食生活に変えるには、自分との格闘とかなりの時間を要します。うさこも、あの虫歯による激痛がなければ砂糖を摂り続けていたことでしょう。痛みが方向転換を図ってくれた訳ですね。
今は自分の畑で採れたものとご飯と味噌汁で生活していて、時々手作りの寒天に蜂蜜をかけて食べたりしますが、ほとんど甘い物を食べなくてよくなりました。
鼻詰まりや粘膜系のアレルギーも引き続き出ていません。
だから、わたしの体にはやっぱりお砂糖は必要ないんだなって言える。お砂糖を体に入れない方が快適に過ごせるんだなっていうのが、体験からの答えです。
でもね、こういう食べ物のことを調べる時に、「何がいいのか悪いのか」という価値観が使われますが、うさこはそうじゃないと思うんですよ。
- その食べ物がどういう物なのかを知ること。
- それが自分にとって本当に必要なのかどうかを自分の体感で判断すること。
そこが一番大事じゃないかと思っています。
「正しい・正しくない」ではなく、「自分にとって何が真に必要なのか、不要なのか」「何があったら自分は心から満足できるのか」「自分の健康を維持できるのはどの程度の摂取量なのか」を自分の体に聞くこと。
そして自分のことも他人のことも弾劾しないこと。非難や批判をしないこと。(うさこは沢山やっていた…苦笑)
大事なのは、「自分の基準と生き方を定めること」です。
そこに他人がどう生きているかは関係ない。他人に矛先を向けた時点で、自分の生き方がずれちゃうんですよね。
ですので今回の記事も参考の一つとして捉え、どうかご自身の判断基準を作る材料の一つとして活かしてくださいね。
そしてみなさんの実りある豊かな生活が叶いますように。
では、またね!
Instagramで本の紹介もしているので、見にきてね。
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