東京の美術館修行、二日目です。
昨日は在来線に乗る前に自宅まで往復し、その後に5時間半くらいかけて上京したので、時間の密度としても移動距離としても、本当に長い一日に感じられました。でも、時間をかければ来られちゃうんですね。それもちょっと感動します。
さて東京、美術館修行の二日目は、ぐるっとパスで上野公園内にある美術館を回ることにしました。
お得な「ぐるっとパス」を使おう
ぐるっとパスとは、「東京・ミュージアムぐるっとパス」の略称で、
東京を中心とする101の美術館:博物館等の入場券や割引券がセットになったお得なQRコードチケットです。
ぐるっとパス2022実行委員会
という物です。
購入して最初の利用日から二ヶ月間有効で、2022年度の最終有効期限は2023年3月31日です。
ただし、注意が必要なのは、「一つの施設につき一回のみ使用」となることです。なので、年間パスポートのように同じ券で何度も入場することができません。(※要注意です)
チケットのみならば、参加している美術館等で2,500円で購入できます。
ただし、東京メトロの定期券売り場では、メトロ24時間乗り放題600円券2枚がついて3,100円というぐるっとパスも販売されています!
メトロの方は、メトロ24時間乗り放題がもう一枚付いてくるので、こちらの方がお得感はあります。
この時はメトロの乗り放題付きパスのことを知らなかった、というかkanaeさんが熱く説明してくれていたんですがピンときておらず(笑)、聞き流してしまっていて、2,500円のパスを購入してしまいました。
でもうさこの場合は、定宿がJR沿線だったこともあり、翌週メトロ乗り放題単体で使ってみたところ、元が取れませんでした(笑)。
JRの方が速いってこと、ありますよね。
まずは、宿に近くて美術館等が集中している上野公園から、出発!行くぞお!
東京都美術館で、意外にも書に触れる
東京都美術館では、ボストン美術館展も開催されていたのですが、パスで入場できるのはデンマークの椅子作家「フィン・ユール展」のみでした。
全然知らない人だけど、まあ入ってみよう。
この椅子の展覧会は、写真を撮ったり実際に座って体感できる展示もあって、この作家さんを知らないうさこも椅子のよさを体感できました。見た目の美しさだけではなく、座り心地もよくて、自分の体に沿った椅子を見つけるのも楽しかったです。
もう一つ、この日は「産経国際書展」も開催されていて、子どもの部が無料みたいだったので覗いてみようかなあっていう軽い調子で会場に行ったところ、受付の方に大人の部の招待券を頂き、さらに「ぜひ見て行って!」という熱い勧めを受けたので、大人の部にも行ってみることにしました。
これが!
この時のうさこにとっては、本当に見てよかった!と思う書展になったんですよ。ちょっと写真は載せられないかなと思うのですが。
まず、教室で習い始めたうさこは23歳以下の部の書に圧倒され、そして所狭しと並ぶ書の数々に「書道人口ってこんなに多いんだ…」と驚きました。
堂々たる楷書の作品あり、平安仮名で書かれた和歌あり、どれも本当に美しい。
墨を擦るところから始めて自分でこんなのが書けて、自宅の床の間に装丁して飾ることができたらどんなにいいだろう。
うっとり。
素敵ですよねえ。
日本の伝統文化と暮らしへの落とし込みとかを、すごく考える機会になりました。
あと、中山秀征さんなど芸能人の方も立派な作品を出品されていました。みなさん、書を書いていらっしゃるんですね。
ランチと上野動物園
想いの外時間を食ってしまい、遅いお昼ご飯を食べます。
すごく迷ったけど、この日は奮発して、前から行きたかったカフェで食べました。
テラス席は暑かったけど、景色に大満足でした。ご機嫌です。
そして、時間がないけど、30分だけ上野公園へ突撃しました。
うさこの子ども時代(かなり前)から比べて、結構改築したんですね。生態展示みたいに変わっていました。
今回は時間がないので東園を攻める。なぜなら入口から近く、迷いにくいから。
パンダの観覧には整理券?が必要で持っていないし、西園にパンダのもりがあって見たかったんですけど、今回は断念しました。また次回ね。
おサルさん達が両手と尻尾を上手に使って移動しているのがすごかったなあ。親子連れのみなさんも「すげえ!面白い!」って見入ってましたね(笑)。
うさこはやや方向音痴なので、地図を見ながらでも久々の上野動物園はどういけばどこに出るのか一瞬分からなくなり、出なきゃいけない時間に出口に辿り着けるか冷や冷やしました。
そこから、定宿に荷物を取りに戻って、うさこの最終電車まではぎりぎりで、最後は上野の駅周辺を突っ走りました。
もう、汗だくでした。息切れ。
すごく濃密な二日間だったなあ。
kanaeさんのごり押し(笑)に応えて、東京に来てよかった。
では、またね。
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