『鳳凰と麒麟』（奈良大阪②）

はじめに

　前回の記事はこちら。

　わたしの脳裏に現れた鳳凰については、前回の記事もご覧ください。

『鳳凰と麒麟』

　話は前後するのだが、わたしに鳳凰が現れる５日程前に、スピリチュアル界の大御所である穴口恵子さん主催の「レムリアの魔法学校」所属の方の浄化を受けた。というのも、わたしは人生を前に進めたくでもどうしても進むことができず、疲弊しながら時間だけが過ぎる日々を過ごしていたからだ。そして、レムリアという響きには強く心を惹かれるものがあった。無料の説明会でお試しの診断を受けたところ、過去生から天使、特に大天使ミカエルとの縁が深かったが、嫉妬を受けて能力を封じていること、癒せる人に浄化してもらうことを勧められた。思い起こせば、退職する年になぜか天使との出会いがあり、何でわたしが天使なんだろうと思いつつ、ここ最近は天使カードでミカエルが出ると理由もなく嬉しいと思っていた。そしてその過去世と言われたフランスは元々好きで、大学で第二外国語に選んでいた。思い当たることがあり過ぎた。後日、浄化を受けると、当時の相手の生き霊付きで能力を封じる契約を交わしており、自分にも制御装置を何重にもかけていたことが分かった。その幾重もの契約と制御装置を外す作業をしたところ、本当に自分を押込めていたタガが外れた感覚がした。

　そして、鳳凰が現れた。

　鳳凰について調べる中で行き当たったのが、江島直子さんが白麒麟を追うサクメイクエストだった。瀬織津姫の遣いである白麒麟「索冥（さくめい）」が、令和の時代に活躍する神様を起こしに新月毎に神社を移動し始めたという。何でも、江島さんによれば、龍の付いた人が行動を起こして経験を積むと、その経験を食べた龍が龍神や鳳凰、麒麟に進化するらしい。鳳凰は循環の氣を巡らせて時代を切り拓く麒麟を支え助けるのだとか。へえ。

　そういえば、と思い返した。わたしの書道の先生をたまたま索冥が訪れた神社にお連れした時のことである。わたしは当時、白麒麟などどうでもよくて、阿闍梨がはるばるその神社に来た時も、周りがその話題で持ち切りの時も、完全に聞き流していた。そしてそのことをほとんど忘れた頃に、先生をその神社にお連れした。この神社の息子さんのことは前から知っており、昔初詣に伺ってお話を聞いたこともあったからだ。そうしたら、二本ある御神木の前で超宇宙体質の先生が突然自分の体を叩き始め、まるで頭を洗うかのような動きをし、本殿の前ではウルトラマン様の仕草を決めていた。「何これえ。うさちゃん、笑ってえ。」そうして駐車場に戻る道では、空にいる見えない何かに向けて赤い絨毯の上を歩く女優のように手を振っていた。江島直子さんの話によれば、その御神木には白麒麟と黒麒麟が訪れたという。あの先生の反応は、そういうことだったんだ。わたしの中で、ようやく繋がった。

　そこから考えれば、白麒麟「索冥」の力は確かにある。そして、わたしに鳳凰が宿ったとすれば、索冥の氣を追いかけることにも何か意味がある感じがする。そんなことをずっと調べ、考え、そしてうさこの５人会もあり、仕事でもないのに忙しく時間が過ぎていった。

　わたしの鳳凰には、天の意思「天意」と名前をつけた。中国では霊獣は雌雄一対、鳳が雄、凰は雌であり、わたしの鳳凰は正確には雌の凰に感じられた。凰「天意」である。ちなみに、虹は虹霓（虹蜺）コウゲイで、わたし達が虹と読んでいるのは雄の方だ。

　そうこうするうちに天河大辨財天社への旅が翌週に迫り、そろそろ阿闍梨と本格的に旅の行程を詰めないといけない時期になった。

　今回は、天河大辨財天社へ行く道すがら、丹生川上神社下社、そして前回はわたしも行かなかった上社、中社にも行きたい。できれば、前回氣になっていながら行けなかった奈良の橿原神宮にも行ってみたい。何となく「玉置神社」も氣になって場所を調べてみたが、橿原神宮から約２時間半弱、天河大辨財天社からも２時間かかることが分かり、今回の一泊二日の日程では難しいだろうと選択肢から外した。丹生川上神社の三社と天河大辨財天社は索冥済みの神社だ。阿闍梨にわたしの案を伝えると、「素晴らしいっ。意義なしです」との返事を得た。よし。

　その上で、わたし達の日程に合わせて旅程を組んだその時だった。夜見ちゃんから、突然連絡が来た。

　「この間会った時に、天河弁財天さんと、もう一箇所行くところあるんじゃないって話したよね。多分、玉置神社さんじゃないかな？あの後、うさちゃんと阿闍梨さんってどこに行くんだっけって振返った時に、行くなんて話はしていないのに、『玉置神社』の名前がパッと頭に浮かんだの。接続は良くなさそう。もしピンと来たら検討してみてね」

　旅の行程を決めた後に、一度、目的地から外した場所をおもむろに言われて、内心夜見ちゃんに対してむっとした。この時のわたしは、夜見ちゃんに対して異様なほど苛々していた。

まとめ

　今回の記事の流れは、こんな感じです。

うさこ

　レムリアの魔法学校は説明会に参加する中で、かなり整理された手順で浄化を行う仕組みであると感じられたことと、実際にその浄化を受けて意識と体に確実な変化を感じたので、受けてよかったと思いました。

　そこからの霊性の開き方が、今までと桁違いな感じがあります。レムリアに惹かれる方はより効果や繋がりを感じるかもしれません。