前回、うさこは猫を撫でながら肯定的な声かけをしているうちに、自分の心の中にあった否定的な想いが抜けていったり、本当に言ってもらいたかった言葉に気づいたことを書きました。
動物の力は、本当に偉大です。
今日は、その後編のお話です。
これは愛だ
猫に前向きな言葉をかけて撫でるようになって、うさこの心の半分がいつも温かいまま保温されているようになりました。
自分が失敗をしてしまって窮地に立たされた時も、先が見えなくて不安な時も、心の半分は結露しているのに、もう半分は猫達を可愛いと思う温かさで温かさでぽかぽかしている。
この半分の優しらならぬ「半分の温かさ」が、心が全て不安や自分を責める気持ちに引きずり込まれることから、うさこを守ってくれたのです。
そして、この「半分の温かさ」が、いつも猫達を気遣いました。
この前、怪我していたけど大丈夫かな。会いたいなあ。可愛いなあ。元気かなあ。
もう、猫達を想う気持ちでうさこの気持ちははち切れそう!
それは、恋のような、でもそういうドキドキとはまた違う温かさのような…。
愛は無償だと言います。
相手に見返りを求めず、何事も大きく許してしまう。
スピリチュアルでは、わたし達の存在が愛だと言います。
ふんふん、なるほどね。分かっているわよ。
うさこも一丁前に、頭で愛を理解したつもりになっていました。
そして、当時つきあっていた彼のことが許せなくてイライラしたり、怒ったりしていた(笑)。
だけど、猫達のことは何だか許せたんですよね。
撫でている途中で遊びになってしまって、多少噛みつかれても、爪を立てられても、それは「猫だからしょうがない」のです。
うさこの撫で方で嫌なことがあった時に、時々ゆるく噛まれることがありましたが、うさこが嫌なことをしちゃったんだな、と素直に受け止められました。シャーってされても同じです。あ、ごめんねって思う。
猫という動物の気持ちに立って、何をされると嬉しくて、嫌なのかを考える。人間の都合で考えたり接することはしない。
こんなに相手のことを想って、相手の立場で物事を考えたことは、…仕事の利害調整上はあったけど、損得勘定を取り払った場所ではなかったと思います。
胸のところから、温かい気持ちが溢れてくる。
「これは愛だ」
そう体感しました。
この気持ちでセックスしたら、きっと子どもができるだろうな、なんてことを思ったりして。
動物に愛情を注ぐ行為が、自分をも癒やすということ
うさこはずぼらです。
小さい頃から、自分が欲しいと言って飼った鶏の世話はおばあちゃんに丸投げしていたし、大人になってからも植物をよく枯らしました。
自分の自己肯定感も低かったので、自分に手をかけるのも重い腰を上げてようやく帳尻を合わせている有様でした。まったくです。
あ、そうそう。だから、タネさんから借りた畑で家庭菜園をやっていても、いまいちお世話の要領が掴めず、畑はぼーぼー。一応、無農薬でやっていたから草はいっぱい生えていたけど、それにしても…な状態でした。えへ。
でも、猫達を可愛がるようになってから、自分以外の生き物を気にかけようとする気持ちが出てきたんですよね。
今年は少なくとも、育てている苗のことは細やかに様子を見られるようになってきました。
猫達のことも、人の家の猫なのに、毛並みや体の状態をいつも確認している(笑)。
それはなぜか。
自分以外の生き物に愛情を注いでいると、それによって自分が癒されるからなんですよ。
愛情、愛という感情は、自分に向けたものであれ、自分以外の動物に向けられたものであれ、自他を癒やす力があるように思います。
自分でも意外でしたが、うさこはこれまでにそれほどの慈しみや愛する気持ちって、体験したことがありませんでした。
記憶を探っても見当たらない。もちろん、親は一般的な水準では手をかけてくれていましたけど、何て言うんでしょう。
こんなに掛け値なしの温かい気持ちって、この世にあるんだなと言う感じなんですよ。
その感情に出会えただけで、この子達に出会った価値があったと思います。
それまでのうさこにとって、自分も含めた生き物のお手入れは最終的には義務であり、負担でした。
でも、今は可愛がって手をかけることがうさこの心を満たすのです。
猫との出会いがあって、うさこは確実に変わりました。
今を辛いと感じている人へ
自己肯定感が低いと、どうしても自分を労ったり手をかけることができませんよね。
自分にはそんな価値はない。どこかでそう思っているはずです。
いくら、自分には価値があるんだと言い聞かせても、意識の底にある否定感は拭えない。そう言う時は、自分だけで根本的に改善を図っていくのは難しかったりします。
そんな状態ならば、自分以外の動物と仲良くなってみることも一つです。
彼らの愛情表現に触れられたら、あなたの中で、何かが変わるかもしれません。
関係ができるまでに、少し時間はかかりますけどね。
動物達の体温や息遣い、わたし達人間にはないふわふわの毛並みの心地よさ。安心し切ってこちらに体をもたせかけてくる仕草と言ったら!本当に癒されます。
そうやって日々、動物達を可愛がり、手をかけているうちに、いつの間にかこちらの方も心が温かくなっているのです。
どうぞ、あなたも愛を知ってください。
うさこも修行の途中ですが、猫達から愛を教わる日々です。
まとめ
猫や動物と癒しを共有することで心を浄化する方法について、まとめます。
①ご縁のある近しい動物を見つける。
うさことしては、猫カフェとかよりも日常的に関わりが持てる動物がいいと思います。その方が関係が深まりますので。
②その動物がされたら気持ちよくて嬉しいことをひたすらしてあげる。
③思いつく限りの慈しみの言葉をかけながらなでなで。
「可愛いねえ」「嬉しいね」「幸せだね」「気持ちいいね」など。
④自分の中に温かい気持ちが湧いてきているか観察する。
⑤無色透明の涙が出てきたら、心が浄化されている証。
皆さんの心が少しでも癒されて、毎日を生きる活力になりますように。
では、また。
コメント