『やけどの応急処置法』

暮らしと健康

はじめに

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 やけどをした経緯についての記事はこちらから。

うさこ
うさこ

 今日はやけどの写真も掲載するので、怪我の画像を見るのが苦手な方はご注意ください。

 

『やけどの応急処置法』

 少し前に『怪我の功名』でやけどをした経緯について書いた。湯煎にかけていた醤油麹の瓶を空焚きしてしまい、瓶が爆発して熱せられた醤油麹が飛び散って、手にやけどをした。

 その時に、古武術家の甲野善紀さんのXで記憶にあったやけどの応急処置方法を試してみたところ、面白い発見があったので、改めてそのやけどへの対処方法と、わたしのやけどの経過を併せて書いてみたい。

 甲野善紀さんは、独自に古武術を研究されている方で、知る人ぞ知る有名人である。筋肉ではなく骨を使うという古武術の知恵で、通常では不可能な動作を可能にする方法をいくつも見出されてきた。その経験を介護現場に導入することで、介護職員の怪我や故障を防ぐことに役立っているらしい。

 わたしは大学を卒業したての頃に横浜の街をぷらぷらしていて、本屋の棚にあるこの本に目が止まって甲野さんを知ったのがきっかけだった。当時から武術には興味があったみたいである。

 甲野善紀さんのXには、こうある。

 やけどは冷やすのではなく、温めろと。ぎりぎり体を浸せる熱いお湯に患部を浸けると、やけどの治りが早いそうだ。

 わたしは醤油麹が爆発した瞬間に、このXを検索できる状態になかったので、とにかく熱い温度に手をかざすことを考えた。

 左手の内側、親指の付け根のふっくらとした所と、右手の甲の親指から人差し指にかけての広い範囲に熱い醤油麹が飛んできた。

 お湯じゃないけど、火で炙ってもいいのかな。

 そう思って、ガスコンロの火を点けて弱火にし、海苔を炙るように、火に両手をかざして熱に晒した。やけどの部位は、熱に晒されるたびにじんじんと強く痛んだ。痛い。手の内部まで痛みが入り込むような痛さだ。

 どれぐらいの時間を見ればいいのだろう。5分程度じゃ効果はないのではないか。火にかざしていると、痛みはなくなるのだろうか。

 そう思いながら、10分なのか15分なのか、火に手をかざしていたら、痛みが和らぐ地点があった。痛みが引くのなら、少し効果が出たのかもしれない。素人考えでそう思う。それでも心配なので、もう少し炙るとまた痛みが戻ってきた。心配なので、もう少し火に手をかざす。

 左手は利き手ではないので、この辺でいいかと思ってそのままにした。けれども、右手はやけどの範囲が広い上に利き手だったので、他に手当もした方がいいかと思い、紙にミネラルの原液を含ませて患部に当ててみた。やたら冷たくて、手が痛んだ。これはあまり良くなさそうだなと思った。とにかく、冷たさを感じるのは良くない氣がした。

 そこから掃除に取り掛かった。

 掃除が終わる頃には、左手のやけどはほとんど痛みも感じず氣にならなくなっていた。右手はやや赤くなり、痛みもあったので氣になった。痛みがあったので、湯船に手を浸けることはできなかったが、お風呂にも入れた。

 寝る前にはこんな状態だった。

 右手には赤みが残ったが、左手は写真を撮ることさえ忘れていた。そのくらいやけどの痕跡が残っていなかったと思う。

 右手はなおさら心配だったので、また知人からのもらい物である皮膚に良いというクリームを塗ったところ、成分云々の前に、クリームが冷えていたのでやけどに痛みを感じて、これも良くないと思った。

 これで一晩寝たら、どうなっているんだろう。

 治っているといいんだけど。そう思いながら眠りについた。

 翌朝、左手はほとんど赤みもなく、火傷をしたとは分からない状態に戻っていた。右手は、前夜の写真で赤くなっているところが火ぶくれになってしまった。痛みはないが、傷は残った。

 火ぶくれになってからは、知人が分けてくれた蜜蝋を塗ったり、やけど当日に塗った皮膚に良いクリームを塗りながら過ごした。これらは、当日には効き目はなかったが、火ぶくれからの回復を早めてくれた感じがある。

約一週間後、火ぶくれが段々と治まってきた。

 爆発事件からちょうど2週間が経つ今、右手のやけど痕は火ぶくれが治まって肌は平らになり、赤茶色い傷だけになっている。

 結果から言うと、やけどをして熱した後は、何もしない方が恐らく回復は早い。そして、唐の時代の漢方書にあった通り、「その効果は神を見る如し」だった。

 中国の長い戦乱の歴史の中で、やけどをした兵士達もこの応急処置法を使ったのだろうか。そして神の如き早さで回復した兵士達をまた戦場に送っていたのだろうか。日本の戦国時代はどうだったのだろう。貝原益軒の『養生訓』には書いてあったりするのだろうか。

 試したいと思う方は、自己責任でどうぞ。

まとめ

うさこ
うさこ

わたしがやけどをした時に試した対処法は、次の通り。

  • 患部を火にかざして炙る。
  • 一旦、痛みが和らぐまでは炙る。時間にすると15分ほどになるか。
  • それ以後は何もしない方が、悪化せずにすぐに元通りになった。
  • 冷やすと傷が悪化した。

 やけどの重症度によって、どの程度までこの対処法が有効なのかは判断がつかないので、試す時はご自身の判断でお願いしますね。揚げ油をかぶっちゃったとかはどうなんだろう。やけどの範囲にもよるよね。

 そして、この中国唐代の漢方書『備中千金用方』の存在を知っている方がいたら、教えてください。まだ見つけられていないんです。

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