はじめに
わたしは本が好きです。
でも小さい頃から読むのが人一倍遅くて、いや何をするにも遅かったんですが、それを打開すべく速読を習いたいと思っていました。退職してから色々と調べる中で、「みんな天才化機構」という所を知って、そこで速読法を習い、習得しました。激速化、とまではいかないまでも、本を一冊1時間程度で読んで理解できるようになっています。
2021年に速読のやり方を学んで丸5年が過ぎました。沢山の変化を実感しているところでして、今日はその過程で面白いと思った自分の「意識の変化」についてまとめてみようと思います。
わたしは、速読習得の過程で経験したこの意識の変化が一番意味があったんじゃないかなと思うんですよね。
『速読で体験した意識の変化 5選』
「速読」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか。本をバラバラっとめくって数分で内容を掴んでしまうような印象でしょうか。
わたしはそんなことはできません(笑)。でも、できるようになる人もいます。あとこれは、それぞれの団体の速読法によっても違ってくるように思います。
いずれにしても、わたし自身はそれまで何日もかかって読んでいた本が一冊1時間程度で読めるようになったので、それだけでもすごいことだと思うし、自分の世界観が大きく変わりました。
わたしが速読を習得する過程で体感した変化は、次の5つです。
- 完璧主義を卒業した
- 常識を捨てた
- 建設的視点を取入れた
- 否定的思考を手放した
- 変化への抵抗を手放した
順番に見ていきますね。
①完璧主義を卒業する
完璧主義は進歩しない。
これを読んでくれている方にも、完璧主義の人はいませんか。何を隠そう、わたしは完璧主義の恐怖に囚われた人間でした。本当に、檻の中に入っていたと言ってもいいくらいに。わたしは完璧じゃないと先に進んじゃいけない、自分に丸をあげてはいけないと、強く強く思っていました。
実際には、この考え方が自分の成長や前進を妨害しているんですよね。
「みん天」では、一番最初に「6割で合格でいいから」と言われました。
でも、初めてそう言われた時はすごく抵抗感がありました。わたしは完璧にしてから次に進まないと、ちゃんと内容を落とし込めていないと思っていた。そんな中途半端で先に進んじゃっていいのかなという不安で心が大分揺れましたね。
その中途半端さを許して、自分の認識の枠を少し緩めることが、速読習得の上では大事だったんです。なぜなら、速読をするということは、一字一句完璧に全ての紙面の内容を覚えることではないから。色々と聞く話では、速読の最終形態としてそれに近くなることはあるにしても、初期段階ではそうじゃなかった。
これはわたしにとって、かなり大きな意識の転換でした。
②常識を捨てる
学校教育で獲得した常識を解除する。
文字を一文字ずつ声を出して読みなさい。小学校一年生の時に先生に言われたこの言葉が、わたし達が文字を早く読めない土台になってしまっているって、誰か氣付いた人はいますか。わたしは真面目な子だったので、先生の言葉を素直に信じて、それを半生守り続けてきました。
先生達は別にわたし達の能力を阻害しようとした訳じゃないけれど、よかれと思って伝えていた教育的指導が、子どもの可能性を狭める物だと知ったら驚愕でしょうね。先生を辞めたくなるかもしれない(笑)。
退職してから、それまでの常識の外にある考え方に多数触れてきましたが、そもそも学校教育というのは、わたし達を「平均化」するために設計されているらしいんです。目的は、均質化した労働者を量産するため。だからでき過ぎる子は知らないうちに能力を抑えられ、できない子は平均まで引上げるよう努力される。
他にも、色々と自分の常識を覆される内容があり、自分の常識の枠組みが大分崩れ落ちました。
③建設的視点を取入れる
わたしには「できない」思考が溜まっていた。
「みん天」では、一番最初に聴覚の訓練をするんですが、ものすごく速い音源を聴くと、一文字くらいしか聴き取れないんですね。ほとんど何を言っているのか分からない。そう言ったら、「一文字だけでも聴き取れているじゃないか」って言われたんです。
あ、これを聴き取れていると思っていいんだ。そうやって拾うんだ。それがとても目から鱗で、わたしはその瞬間のことを今でも鮮明に覚えています。それまでの物事の捉え方がぱかっと外れた瞬間でした。
全部できていないから「できない」んじゃないんですね。一文字の「できる」から、できる範囲を広げていくんだなと、この時知りました。
④否定的思考を手放す
これはね、わたしは本当に否定的思考残高で言ったらかなりな富裕層になれるんじゃないかっていうぐらい否定的思考の持ち主でして、そもそもそれに氣付いていなかったんですよね。
①と③でも書いた通り、完璧じゃないとできた部類に入らないというのがわたしの基本的な認識だったので、速読の練習をしていると、「できない」自分、「できない」状況に何度もぶち当立って苦しかったのを覚えています。その度に激しく落込んで自分にダメ出しをしたり、強い葛藤が出てきて身動きが取れなくなったりしていました。なんか辛い努力をしていましたね。
よくよく振返ると、今もまだまだ手放せていないなと思う。それに氣付けただけでも、古い認識がバラバラと剥がれ落ちる感じがするので、すごく成長している感じがします。
⑤変化への抵抗を手放す
人間って、それまで大事に使い込んできた自分の習慣や常識を手放したくないじゃないですか。
わたしなんかは特にそれが顕著で、自分が慣れ親しんだ価値観を「正義」と思い込むぐらいに強く握りしめていました。
潜在意識の領域では、これを「現状維持機能」「恒常性維持機能」と呼んだりします。生命維持を図るために備わっている本能、認知機能らしいです。なので、わたし達は元々現状にしがみつくようにできている。そこを超えていけるかどうか、なんですよね。
その変化への恐れを何度手放したことか。今も手放せていないことは沢山ありますが(笑)。誰かに教えを請う以上は、今までの自分に馴染まない方法でも挑戦してみることが大事。その先に速読がありました。
まとめ
- 完璧主義を卒業した
- 常識を捨てた
- 建設的視点を取入れた
- 否定的思考を手放した
- 変化への抵抗を手放した

変化は、常識を手放した時に起こる。
当たり前か(笑)。
速読とかその他一般的な観念から外れたことは、常識の外側にあるから。だから、その常識の外側に出て行かなければ実現しないんですよね。
わたしにとっては、速読の習得が人生で初めて経験した「常識の外に出る」経験だったのかもしれないなあと、この文章を書いていて思いました。
今振返ると、「常識の外側に出る」ことも、そこにある「常識外れなこと」ができるようになることも、当時は不可能に思えましたが、それが人間には可能であることが今のわたしには分かっているんですよね。
色々と乗越えたな。

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