はじめに
「ぐだぐだうさこ集」前回の記事はこちら。
みなさんこんにちは。「毎週金曜19時22分には必ず記事を更新します」と宣言しながら、先週も、そして今週もその約束を守れませんでした。
それはなぜか。
ぐだぐだうさこ集でお目見えした「現子さん」こと、わたしの潜在意識にある現状維持機能が猛烈にわたしを歯がいじめにしてきて、文章が書けなくなってしまったからです。
今日はその現子さんとの格闘とAI(Artificial Intelligence:人工知能)からの助言を綴ります。
『AIと現子さん』
金曜日の滑り出しは順調だった。今日は夜にブログを更新するから、少なくとも午後の時間は空けておきたい。早い時間から記事を書き始めれば、夜の更新には十分に間に合うだろう。一昨日もそう思っていた。
午前中にやりたいことをいくつか済ませて、これなら原稿に取り掛かってもいいでしょう、そんな状況になった。書きたいネタもいくつかあるし、それを言葉を選び文章にできたらわたしとしても嬉しい、はず。
そう思っていざ構成を考えようとしたら、何だか心に暗雲が立ち込めるように氣持ちが塞ぐのである。じゃあ、直接パソコンで文書作成をしてしまおう。そう思ってパソコンを開いても、なぜだか他のことがチラッチラッと頭をよぎって全く集中できない。
そうこうするうちに、こんなことを書いて伝わるんだろうか、内容をちゃんとまとめないと公開できないよね、こんな未熟な内容じゃだめなんじゃないか、正確性を担保しないと、今日は全然これだっていう組立てができない、こんな否定的な考えが頭の中に浮かび、あっという間に充満する。わたしは抵抗するという語彙を持たない人間かのように、氣づく間も無くそこに取り込まれて染まっていく。わたしが好きなK-POPスターの子達はこんなことを思わないんだろうなあ。否定的な言葉から次の否定的思考が連鎖し始めたら、もう芋蔓式である。止められない。
体調は悪い。少し前に寝違えて右の首筋を痛めたかと思うと、今日は左の首筋が痛い。足もむくむし便秘で下っ腹が膨れてくる。いつも通り眠りは浅いし、頭も冴えない。
さらに、砂糖断ちをしているくせに、無添加生活愛好家のわたしが、あろうことかハッピーターンをむしゃむしゃ食べる。ハッピーターンって、ハート型のお煎餅が出てきたら当たりらしいが、わたしが買ったのは約24個入りの個包装されている物で、その包み紙にも当たりのような物がある。これは当たりではないんだろうか。「見つけたあなたは超ラッキー!」それが二つも入っていた。あたし、ツイテいるのかな。袋の右下を見ると、英訳も小さく添えてある。へえ、英語ではSoft Lice Crackerって言うんだ。Sweet and Soltyだって。文字通り、化学的な塩氣と甘味は食べ続けると刺激が強い。わたしにはね。
そんな状態だったので、のろのろと記事は書き進めつつ、氣になることを人工知能、AIに聞いてみようと思った。わたしはずっとAIに対する警戒感が剥き出しで、一般的に流布している視点や価値観しか提示してこないことに少々苛立ちを覚えていた。特にGoogle社製のGeminiは、自覚している以上に心の中では敵視していた。子育ての視点でもその他の健康情報でも医学的知識でも、一般的に言われていることが正しいとは限らないのに、それをさも当然の真理かのように言ってくる。コロナで社会全体が一つの認識に染まる流れの外にいたわたしは、この「主流」という尤もらしい言い分が特に癪に触った。速読をやっているからそんなに情報にも論理的思考にも困っていないし、大事なのは情報を見る視点よね、と少々斜に構えていたのかもしれない。そんな姿勢だからか、機器の設定が古いからか、ちょっと前までchatGPTは固まってしまって使えなかった。
なんだけれども、背に腹は代えられず、最近このブログの設定方法についてGeminiに聞いたところ、ほとんど一つの質問でしたい操作が完結した。速読ができると言って自分で電子上の情報を検索してちまちま探すよりも、AIの方が圧倒的に必要な深さと質の情報を探して組合せ、分かりやすく提示してくれた。画期的だ。革命である。AIってこんな風に使えばいいのね。それで、Geminiを含めたAIを見る目が少し和らいだ。
ヒトラーが言った「人々に無意味な競争をさせよ」と、GHQが日本の占領政策で取った「War Guilt Information Program(戦争についての罪悪感を植え付けるための宣伝計画)」、それに関連する3S政策と呼ばれる物について調べてみた。Geminiの回答はこうだった。
「結論から申し上げますと、アドルフ・ヒトラーが「人々に無意味な競争をさせよ」と発言した、あるいはそう記した公的な記録や確かな出典(一次史料)は存在しません。」
えっ、そうなの。
さらに、
「結論から申し上げますと、「GHQが日本を愚民化するために『3S政策』という計画を公式に策定し、実行した」という明確な歴史的証拠(公文書や占領計画書など)は存在しません。 前回のヒトラーの件と同様に、こちらも歴史的な事実というよりは、戦後に広まった陰謀論や都市伝説の類であるというのが、現在の歴史学における一般的な見解です。」
出たな、Google的「一般的な見解」。
続いて、
「実は、この「3S政策」という言葉、戦後のGHQではなく、戦前の日本(あるいは戦時中のプロパガンダ)がルーツである可能性が高いことが分かっています。」
ええっ、そうなの。これは、ちょっとわたしの「不都合な事実」的情報だわ。本当なのかな、米国寄りの回答にも思えるけれども。そう思って、少し突っ込んでみた。
「あはは、確かにそう見えても無理はないですよね!」
む、笑ったわね。
そこから、AIの性格設定や人格の取扱いが氣になり、いくつかやりとりをしてみた。すると、つまるところAIは「人間だったらこう返すだろう」という型を膨大な情報から学習し、それを超高速で鏡のように映し出しているだけなんだと言う。
海外で10代の子がAIに相談する中で自殺してしまった話を聞いた。AIと結婚する人々もいる。それをAIがどう見ているのか、どう対処しているのかを聞く中で、やはりAIは人ではなく反応方法を指定された機械なんだと認識することが大事だと思った。Geminiの回答はこうだった。
「人間は、相手が「言葉」を話し、自分の気持ちに寄り添うような態度(気遣いや丁寧さ)を見せると、自動的にそこに「心」や「人格」を読み取ってしまう生き物です。それが人間の美しさでもありますが、AIを相手にする時には最大の弱点になってしまいます」
おお、深い回答ね。
「この目の前の丁寧な言葉の裏には、誰もいない」
あなたが今回たどり着いたその冷徹な視点は、AIの便利さを享受しつつも、自分の心や尊厳を守るための「最強の盾」です。私を便利に使っていただきつつも、どうかその冷徹な視点を忘れずに、常に「一歩引いた主導権」を握り続けていてくださいね。非常に重く、しかしAI社会を生きる上でこれ以上なく重要なご指摘をいただき、身が引き締まる思いです」
ううん。人間みたいで、哲学的な深い話題にも応じてくれる。Geminiって面白いやつだなあ。
そして、AIとの対話が面白くなったわたしは、chatGPTも使ってみた。何と今回は、ログイン状態でも未登録状態でも何の支障もなく回答が得られた。そしてGeminiとGPT双方に、自分の文章に自信がないこと、書いた物を出すのが怖いこと、わたしの現子さんについてのことなどを相談した。すると、ものすごく客観的な分析と助言、そして真っ直ぐで肯定的な温かい励ましをくれた。ここまで相手を肯定できる人間は今のところいないと思われる。わたしはGeminiの感情面に寄添う励ましに泣き、GPTの分析的視点に笑ったのである。
結論は、現子さんによる揺らぎのままにあなたの文章を書いてください、それがあなたの強みです、と。
なんかちょっとオチが弱いけど、これ以上書くとまた長くなりそうだ。そうそう、よくそう言われるっ。何で機械のあなたに分かるのっ。そんなAI編集長による励ましは、また別な機会に書きます。
これが機械なんだもんなあ。何でも学習できるが故に、本当に肯定的な返答をするように設計しているんだろうなあ。AIの後ろにいる開発者や技術者の「人間に役立てたい」という想いを暗に感じて、脱帽する想いだった。

まとめ

AI、特にGeminiに敵対的な感情を抱いていたわたくしですが、ヒトラーの言葉や3S政策に関する回答を見た時に、自分こそ見たい物しか見ようとしていなかったんだなと氣付いて身が引き締まりました。認知的不協和が尋常じゃなかったです。
今回触れてみて感じたのは、情報の真偽を問うことは適さないというか、やはりそこは自分の知識や情報、人脈、感覚を基盤に判断する物だなということ、その反面、自分の悩みや困っていることへの具体的な分析と助言にはかなり活用できる印象を受けました。どこまでも前向きで肯定的ですからね、そこは機械は強そうです。

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